農山村コミュニティビジネスセミナー(グリーンツーリズム)

財団法人 都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)主催の第1回農山漁村コミュニティビジネスセミナー(4/11、神田)に参加いたしました。

「グリーン・ツーリズム20年間の総括と見えてきた課題」と題して、明治大学名誉教授 井上和衛氏による約2時間の講演です。話を要約すると・・・・平成4年、新しい農業基本法が制定される予兆やガットウルグアイラウンド合意によるグローバル化への対応が叫ばれる中で、農水省がヨーロッパ型のグリーンツーリズムに着目して全国に推奨してから約20年が経過。「滞在型、体験型の手法で農山漁村の新たな活性化をめざす」と、鳴り物入りで農水省の支援を受けて全国津々浦々の自治体や農業者が取り組んだが、単発的な成功事例もあるものの、末永く地域に定着しているのが少ないのが現状。その原因は①長期休暇を取って農村でのんびり過ごすことが当たり前のヨーロッパと日本の休暇に対する価値観の違い(日本の休暇取得率はヨーロッパの1/3)②ヨーロッパでは兼業農家がグリーンツーリズムのホスト役であるのに、日本は大規模農家を育成する構造改革を進めた・・・・ことなどがあげられる。しかし、市場原理にとらわれないコミュニティビジネスの導入で、これからのグリーンツーリズムの活路は開くことができる。すなわち、その地域にしかない資源(例:農産物、里地や里山、古い民家、棚田、石垣)を、地域の人たちが主体的に活用し、ボランティアでなく経営として廻していくことで、リーダーとなる人材が定着し、継続的で企画力のある運営につながる。・・・・熱く語っていただきました。

最後に、「まちむら交流きこう」の齋藤専務理事より、「今・・・農山村活性化のキーワードは「廃校」だと考えている。地域にかろうじて残っている「廃校」は、その地域の歴史や風土を映す「鏡」であり、その活用は大きな可能性を秘めている。」 とても、興味深い発言だと感じました。

(以上、セミナーの状況を紹介させていただきました。)

東京・阿南ふるさと会

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